法律問題を解決するにあたっての重要なこと
法律問題を解決する際に大切なことは法律問題を「どの方法で」「どう解決するか」を決めることです。
そこで、ここでは、法律問題を「どの方法で」「どう解決するか」を決めるのか、という内容を具体的に想像できるように説明していきます。
1.どう解決するかという解決内容を考えてみる。
まずは、今の問題について、自分がどのように解決したいかを考えてみましょう。ここでは、ただ「解決したい」という内容ではなく、そこから先に一歩進んだ具体的な解決内容を考えて欲しいです。
例えば、隣人の騒音問題に悩む人を想定すると、次のような解決内容が考えられます。倫理的に問題のある解決内容もありますが、そういった内容も含めて考えてみましょう。
- 騒音の原因となっている行為を中止して欲しい。
- 今までの騒音で被った損害を賠償して欲しい。
- 今までの騒音で被った損害を賠償して欲しい。
- 騒音の原因となっている人が転居して欲しい。
- ここから転居するにあたっての転居費用を払ってほしい。
- 騒音の原因となっている人を痛めつけて欲しい
このように、まずは自分が希望する解決の内容をいくつか考えておき、法律問題の際に弁護士にその内容を伝えてください。
なお、6の解決内容に共感してくれる弁護士はいるでしょうが、実現することは難しいと回答する弁護士が多いと思われます。
この点、解決内容が思いつかない場合もよくあります。そういった場合には、弁護士に「どういった解決がありえますか。」とご質問ください。すると、弁護士はいくつかの解決内容を提案しますので、自分でどの解決内容が理想的かを考えていただければと思います。
2. 解決方法を考える。
解決内容が決まれば、次はそれを実現する方法を考える必要があります。
通常は、弁護士に自分が希望する解決内容を伝えると、その弁護士が解決方法をいくつか考えます。例えば、先ほどの騒音問題での「1.騒音の原因となっている行為を中止して欲しい」という内容を実現する方法として次の内容が想像できます。
①当事者同士で協議する
②大家(管理会社)に相談して、大家等を介して中止の希望を伝える
③弁護士から騒音の原因となっている人に連絡をして、弁護士とその人物とで協議する
④裁判所での手続きを利用する
、、、といった方法です。
この解決方法を聞いて、どの方法で解決するかを判断する必要があります。その際に大事な観点は「時間」と「お金」です。
例えば、 費用をなるべく抑えて解決したい(お金を優先したい)のであれば、騒音問題に対して、①か②の方法を選択するべきでしょう。他方で、なるべく早く解決したい(時間を優先したい)のであれば、①と②の方法に加えて、③の方法も検討するべきでしょう。もちろん、①も②も同等に大事という人もいるかと思いますが、その場合は「自分で制限時間を設けて①の方法をとり、だめであれば、③の方法をとる」という方法もあるところです。
このように、解決方法を決める際には、「時間」と「お金」の観点から検討してみましょう。
もちろん、「時間」と「お金」の観点以外にも重要な観点はあります。問題に応じて異なるのですが、隣人との問題の場合には、「 隣人との将来的な関係」という観点を気にする必要があります。
例えば、隣人との将来的な関係は今後も継続したいのであれば、騒音問題に対して、②の方法よりも①の方法をとった方がいい場面もあり得ます。他方で、隣人との将来的な関係はどうでもよいのであれば、③の方法や思い切って最初から④の方法を採用することもあり得るところです。
このように、問題の種類によって「時間」や「お金」といった観点以外に気にするべき観点も出てくるところです。そのため、そういった点も含めて、弁護士に相談をするなどして慎重に判断した方がよいでしょう。
コメント