法学部生ダイキの友人が起業予定!たいじゅ先生がやさしく解説!
🎭 登場人物
🧑🦱 ダイキ:法学部の大学生。起業を考えている友達から「設立する際の株式って何株にすればいい?」と相談される
👨⚖️ たいじゅ先生:企業法務に詳しい、すこしだけ優しい弁護士
📞 起業準備中の友人のために、たいじゅ先生に相談!
🧑🦱 ダイキ:「たいじゅ先生、友達が株式会社を立ち上げようとしてるんですけど、“最初に発行する株式って、何株にすればいいのか分からない”って言ってて…。そもそも株式数って、どうやって決めればいいんですか?」
👨⚖️ たいじゅ先生:「前に言ってた友人だね。ほら、そうやって次々と質問がくるから、早めにうちに相談にきてもらってよ。ダイキ君、ぼくとその相談者の間を飛び交う伝書鳩になって、大変なことになるよ。」
🧑🦱 ダイキ:「えーそれはやだです。ただ、起業するようなすごい友人に頼られるのもそれに応えるのも気持ちがいいです(笑)」
👨⚖️ たいじゅ先生:「なんてこった・・これは、、手遅れだ、、、まぁ、いい質問ではあるから、簡潔に整理しようかな。株式数は経営戦略にも関わるすごく重要な部分。どう決めればいいか、順を追って説明するよ。」
🧑🦱 ダイキ:「ありがとうございます!!」
📘 株式会社設立時の“株式数”ってどう決める?
✅ ① 最低1株からOK!でも現実的には…
👨⚖️ たいじゅ先生:「法律上は**1株からでもOK。**でも実務では、100株〜10,000株以上が一般的。特に将来をしっかりと考えると、少なくとも1万株以上発行するのが望ましいね。」
🧑🦱 ダイキ:「えっ、そんなに?なんでですか?」
👨⚖️ たいじゅ先生:「理由はシンプル。“分けやすい”から。たとえば1株しかない会社で“30%だけ出資させてほしい”って言われても、どう割るの?ってなるでしょ。」
🧑🦱 ダイキ:「たしかに、そうですね。でも、1万株はおおくないですか?」
👨⚖️ たいじゅ先生:「将来的には、0.1%の単位で株式の保有率を調整する場面もあったりするんだ。そういうときに、十分な株式数を発行していないと、とても面倒なんだ。1万株あれば、1%=100株。割合での調整や交渉が圧倒的に楽になるんだ。」
🧑🦱 ダイキ:「そういうもんですか。」
👨⚖️ たいじゅ先生:「そうそう。それに、1万株以上発行してもなんのペナルティもないからね。」
✅ ② 将来の出資・増資に対応できる!
👨⚖️ たいじゅ先生:「それに、将来出資や資金調達を受けるとき、“1株=100円で1万株発行”しておけば、出資者に100株、1,000株単位で渡しやすい。」
🧑🦱 ダイキ:「なるほど、小口化しておくと、柔軟に動けるってことですね。」
👨⚖️ たいじゅ先生:「そうそう。だから、最低でも1万株以上は発行してほしいね。」
✅ ③ 支配権(議決権)のコントロールがしやすくなる
👨⚖️ たいじゅ先生:「株式が多ければ、株主構成の設計や支配権の確保も正確に調整できる。
たとえば、66.7%(3分の2)持ってると“特別決議”も通せる。細かく発行しておけば、将来の株主追加や売却にも柔軟に対応できるんだ。」
🧑🦱 ダイキ:「今の時点だと、誰かの反対を押し切って決断するって想像できないですね」
👨⚖️ たいじゅ先生:「いまはそうだろうね。ただ、資本家から資金を調達したりして、多くの人と関わってくると、必要な観点になるんだ。」
🧑🦱 ダイキ:「ベンチャーキャピタル(VC)ってやつですかね。かっこいいですね!」
👨⚖️ たいじゅ先生:「そうそう。VCってお金を出す前は仲いいんだけど、お金出してから、めちゃくちゃ経営とか事業に口出してきたりするからね。いいアドバイザーになるところもあるんだけどね・・」
✅ ダイキの今日の学びまとめ
📌 株式会社設立時の“株式数”はこう考えよう!
- 法律上は1株からOK。でも基本的には1万株以上の発行がよい!
- 将来の出資・譲渡に備えて、“分けやすさ”が大事!
- 支配権・議決権を戦略的にコントロールするためにも必要!
- 1株あたりの金額×株数=資本金になるので、総額とバランスを見て設計しよう!
🧑🦱 ダイキ:「たいじゅ先生、ありがとうございます!友達には“株式は細かく多めに発行しておいた方がいいよ”ってアドバイスしておきます!ぐひひ」
👨⚖️ たいじゅ先生:「それで君が満足するなら、いいだけどね。これ以上は何も言わないけど、はやいことその友達を連れてきてよ。必要なら、会社設立からサポートするよ!」
🧑🦱 ダイキ:「心強いです!またお願いします!」
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