取調べで話すべきこと・話さないべきこと、たいじゅ先生が解説!
🎭 登場人物
🧑🦱 ダイキ:友人が取調べを受けていて心配している相談者
👨⚖️ たいじゅ先生:少しだけ優しい弁護士さん
📞 ある日、ダイキが大樹綜合法律事務所に相談(雑談)にやってきました…
🧑🦱 ダイキ:「たいじゅ先生、こんにちは。実は友達が事件に巻き込まれて警察の取調べを受けてるんです。本人が“黙秘します”って言ってて…。それって損じゃないですか?」
👨⚖️ たいじゅ先生:「こんにちは、ダイキくん。急に来てびっくりしてるよ。来るときは事前に連絡が欲しいところだよ。まぁ、雑談しに行ってもいいですか?とは言いづらいだろうけど。ただ、その友達のことは心配だね。でも、“黙秘”は憲法で保障された立派な権利なんだよ。」
🧑🦱 ダイキ:「すいません、たいじゅ先生も僕を待っているかと思って。そうなんですか!? “話さない=悪いことしてる”って思われません?」
👨⚖️ たいじゅ先生:「そろそろ、相談料をもらおうかと思っていたところだよ。黙秘していることについて、一般の人はそう思いがちだけど、実際は違うんだ。今日は“黙秘のメリット・デメリット”、そして“話すべきこと・話さないべきこと”を一緒に整理しよう!」
🧑🦱 ダイキ:「ほら、なんだかんだ話を聞いてくれるんだよね。へへ。」
🗣 黙秘権ってそもそも何?
👨⚖️ たいじゅ先生:「“黙秘権”っていうのは、無理に話さなくていい権利のこと。憲法第38条で認められてるんだよ。」
🧑🦱 ダイキ:「へぇ…そんなはっきり決まってるんですね。」
👨⚖️ たいじゅ先生:「法律じゃなく、憲法で定められているんだ。だから、黙秘権ってとても重要な権利という位置づけだよ。だから、警察や検察に“正直に話せば、刑を軽くしてやる”って言われても、それに従う義務はないんだ。話さないからといって罰則もないよ。」
✅ 黙秘のメリットとは?
👨⚖️ たいじゅ先生:「黙秘の最大のメリットは、“不用意な発言で自分を追い詰めないこと”だね。」
🧑🦱 ダイキ:「うっかり話して矛盾が出たら、逆に疑われそうですもんね…」
👨⚖️ たいじゅ先生:「その通り!以外と人って昔のことを覚えていないものだよ。2か月前に食べたご飯とか天気とか覚えてないし、今朝通りがかった人の顔とか覚えてないでしょ。あと、取調べは何時間も続くことがあるから、疲れて間違ったことを言ってしまうこともある。黙秘は、身を守るための“盾”にもなるんだ。」
🧑🦱 ダイキ:「間違ったことをいうと、警察とかはどうするんですか。」
👨⚖️ たいじゅ先生:「その人が意図的に嘘をついたと思うだろうね。そして、悪いことをして、隠そうとしていることがあるんだろうと考えるよ。だから、間違ったことを言ってしまった取り調べでは、捜査機関もかなり責めた取調べをしてくるよ。「なんで嘘ついたんだ!」とかね。だから、黙秘権は、身を守るための“盾”にもなるんだ。」
❗ でも、デメリットもある?
🧑🦱 ダイキ:「でも黙ってたら、“反省してない”とか思われそうで…損になりません?」
👨⚖️ たいじゅ先生:「たしかに、裁判官や検察官の心象(印象)に影響することはあるね。反省しているなら、事実を言うはずだっていう考えが根底にあるからね。ただ、それもケースバイケースだよ。状況によっては、むしろ黙秘したほうが賢い場合もあるよ。ま、今の日本だと、黙秘することを「正直じゃない」と思う人が多くいるから、、、黙秘権を行使することはとても難しい状況なのが辛いところだね。」
🤔 じゃあ、話すべきこと・話さないべきことって?
🧑🦱 ダイキ:「じゃぁ、話すべきこととか話さないべきことってどう考えたらいいですか。」
👨⚖️ たいじゅ先生:「いい質問!ここがとても重要だよ。」
💬 話すべきこと
- 証拠に裏付けられた不利じゃない事実
- 無実を証明するアリバイ(証拠あり)
🚫 話さない方がいいこと
- 自分に不利になるかもしれないこと
- はっきり覚えていないこと(曖昧な記憶)
- プレッシャーに押されて言わされた言葉
👨⚖️ たいじゅ先生:「“思い込み”でしゃべると、後で事実と異なるとわかったときに、逆に『供述が変わった』って不信感を持たれることもあるから、わからないときは『わかりません』でOKだよ。というか、そういったことを防ぐために、黙秘しておくほうがベターかな。」
🧑🦱 ダイキ:「無理に答える必要はないんですね。」
👨⚖️ たいじゅ先生:「そうそう。“しゃべるかどうか”は、弁護士と相談して、証拠とかを見ながら考えるが一番安全なんだよ。だって、自分の話す内容が、裁判官とか検察官にどう受け止められるかを一番に気にするべきだからね。」
📌 まとめ
✅ 黙秘は「悪」じゃない!
- 憲法で保障された立派な権利
- 不利な供述を避けるための自己防衛手段
✅ 話す or 話さないはケースバイケース!弁護士に相談して!
- 自分に有利な情報は話す。ただ、証拠に裏付けられた確かなものだけ!
- 曖昧な記憶や不利な内容は、まず弁護士に相談!
🧑🦱 ダイキ:「たいじゅ先生、黙秘って“逃げ”じゃないんですね。むしろ冷静な判断だったんだ…」
👨⚖️ たいじゅ先生:「そうなんだよ。取調べは心理戦でもあるからね。大事なのは、“一人で判断しない”ってこと。だから、弁護士に相談をしてから、何を話すべきかを考えるべきだね。」
🧑🦱 ダイキ:「友達にも、弁護士を頼るように言ってみます!」
👨⚖️ たいじゅ先生:「ここで、友人に僕を紹介しないあたりが、ほんとうに、もう、あれだよね。」
🧑🦱 ダイキ:「友達に別の弁護士はついてるんで。」
👨⚖️ たいじゅ先生:「あ、、そうなんだ、、、、」
📞 取調べで不安を感じたら…
警察の取調べを受けているとき、「どう答えたらいいかわからない」「これ、話すべき?」と迷うのは当然です。
そんなときこそ、刑事事件に強い大樹綜合法律事務所に相談してください。
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